Carl Zeiss Batis 2/40 CF

半年くらい前に、「Carl Zeiss Batis 2/40 CF」を購入した。
カールツァイス ZEISS Batis 2/40 CF E-mount

カールツァイス ZEISS Batis 2/40 CF E-mount

 

 

目的は、LCCでの旅行。
当時のメイン機材はα7RⅢ、FE 24-70mm F2.8 GM、FE 85mm F1.4 GMSigma 50mm F1.4 ART、サブとして、Panasonic G9 PRO、LEICA 50-200mm/F2.8-4.0、LEICA 12-60mm/F2.8-4.0LUMIX 7-14mm/F4.0を使っていた。
 
LCCの手荷物は7kgの制限があるため、購入前に試行錯誤しながら連れて行くレンズを決めなければならなかった。凡その重量は・・・
 
・リュック2kg(Enduranceカメラバッグ)
カメラ本体2台1.2kg
・バッテリー類、GoPro7、ThetaV、i-pod、イヤホン、パスポート等身の回り品1.5kg
 ここまでの小計4.7kg
 
Panasonic 50-200 655g(+テレコン120g)
・Pana12-60 586g・・・超広角はGoPro7とThetaで代用
 レンズ2本で1.4kg
 
ここまで合計で約6.1kgあるので、持って行けるのは900g以内。
もうSONYαとマイクロフォーサーズ、どちらがメインかわからない・・・。
 
手持ちのαFEマウントレンズ、2470GM 886g、85GM 820g どちらもギリギリすぎて心配。
ということで、出番の少なくなったAマウントのレンズを2本処分して、軽いレンズを一本買い増すことにした。
便利ズームという発想もあったけど、普段は24-70があるし、フルサイズセンサーのボケを持って歩けないのは宝の持ち腐れと考え、ジャンルは単焦点一択に絞った。
 
候補はFE 24FEmm F1.4 GMと、Sigma 35mm F1.4 ART、Batis 2/40 CF の3本。
 
【Batis 2/40 CFを選択した理由】
■50mm に近い画角、開放F2と明るいのでボケが大きい。
 →絞り解放でポトレも撮れる。
35mmに近い画角で、旅の風景も映し出せる。
 →少し絞ればキリっとした風景が撮れる。
クローズドフォーカスで寄れる。
 →マクロ的な写真が撮れる。テーブルフォトに最適!
有機ELディスプレイの距離計がかっこいい。
 →全く使いこなせていないけど、。
軽い!361g
 →今回の目的(軽量化)にはもってこい。
 
【デメリット】
高い。
 →比較対象としたレンズも高いのでデメリットとは言えないかもしれない。
絞りが円形でない。
 →解放ではほぼ丸いボケが得られるので気にならない。
シーリングがしっかりしすぎて着脱が大変。
 →防水性能とのトレードオフ
フードがプラスチック。
 →コンクリートに置いたら早速傷が付いた・・・。(単体で注文できると良いなぁ)
意図せず自動的に絞られる。
 →撮影距離が24~65cmのときf2.8まで自動で絞り込まれる。
 そこまで寄ると主題を際立たせるボケ表現っていらないと個人的には思う。
 
一方、FE 24mm F1.4 GMは、一本持って行くとなると画角が広すぎてシチュエーションが限定されてしまうので見送り。
35mmの大口径レンズは当時、SONY純正のDistagon T*FE 35mm F1.4 ZAか、Sigma 35mm F1.4 ARTしか無く、Distagonは重くて割高、Sigmaは値段コスパが良いけど、いかんせん755gと重い。 ということで35mmも見送った。
 
肝心の写りは・・・
 
ツァイスなのでもっと“こってりした色”というのを想像していたけど、すごく自然な色だった。黒が締まって写り、暗部の階調が潰れず表現できているような気がする。
いろいろ言われているボケは、点光原を入れる夜景等を、絞って撮らなければ問題無し。
(カクカクボケってそんなに気になります?)
 
AFはとても速く、めっちゃ快適。
旅行中はほぼα7R3 Batis2/40 CFで撮影していました。
荷物を減らしたいときは、これ一本でどんな被写体も十分対応できる。(望遠はトリミングで・・・)
 
★今回撮影旅行に持って行ったバッグはこちら 
今回候補に挙がった(見送られた)レンズはこちら