Panasonic LUMIX G9 PRO 動画の録画時間制限解除

今回は、備忘録的な記事

 

最近、ガジェットの説明などがYoutubeにアップされることが多い。

それはそれで分かり易いのだろうけど、音が出せない環境や、じっくり文字を確認しながら参考にしたい場合は、テキストと写真の方が見やすかったりする。

 

他の人の動画で紹介されている裏技を整理しておく。

 

デジタルカメラ(スチルカメラ)には、動画記録時間30分の制限がある。

録画時間が30分を超えるとビデオカメラに分類されてしまい、関税が高くなってしまう。デジタルカメラ0%→ビデオカメラ10.5%(最大)

そのため、メーカーは録画できる時間を29分59秒までに制限している。

 

この30分の制限を、裏技で解除しちゃう方法。

 

※DC-G9のファームウェアをver1.3にアップデートしたところ、動画記録時間制限は解除できなくなりました。

 

1.本体に、電池と、メモリーカードを挿入

 

2.撮影モードダイヤルを「P」プログラムオートの位置に回す

 

3.電源OFFの状態で、下記3つのボタンを同時押ししながら電源を入れる

 「▶」(再生)+「AF/AE LOCK」+「コントロールダイヤル右押し込み」

 3ボタンを同時押しのまま電源「ON」

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ボタンを3つ同時に押しながら電源を入れる

電源が入ると、「Temporary Service Mode」というモードになるらしい。

(特にどこにも表示されない)

 

4.ROMバックアップ

メモリーカードにROMをバックアップする。

通常モードに戻すときに必要なのかもしれない。この作業がほんとうにいるかどうかは分からないが、一応やっておく。

「MENU/SET」ボタンからメニューに入り、セットアップメニュー>ROM BACK UP

挿入しているメモリーカードで一度もバックアップしていない場合は、特にメッセージは表示されず、バックアップ終了となる。バックアップファイルが存在していると、上書きするか確認のメッセージが表示されるので「はい」を選択。

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5.電源は入れたままで、下記3つのボタンを同時押ししながら電源を切る

「▶」(再生)+「AF/AE LOCK」+「コントロールダイヤル上押し込み」

 3ボタンを同時押しのまま電源「OFF」

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!なんか危険そう。黄色い▲の中に、!びっくりマークが。

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「Permanent Service Mode」というモードになるらしい。

(特にどこにも表示されない)

 

※以後、このモードを解除するまで、電源を切るたびにこのマークが表示される。

 

録画時間を見ると・・・

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4K30P 10時間55分、4K60P 7時間16分、メモリーカードに記録可能な時間が表示されるようになった。(ピンぼけですいません)

 

センサーの熱処理問題もあるが、センサーが熱を検知して、危険な温度になれば、自動的に電源を落としてくれるので、ハードウェア的には問題なく長時間録画できると思う。

 

6.最後に、通常モードに戻す方法

SDカードを抜いて、電源「ON」

電源「ON」の状態で、「MENU/SET」ボタン+「コントロールダイヤル右押し込み」

2ボタンを同時押しのまま、電源「OFF」

 

すると、画面は初期化メニューが表示される。

「コントロールダイヤル右」で、確認画面になるので、「はい」を選ぶと、初期化され通常のモードに戻る。

 

時間・ボタン設定など、全ての設定がリセットされる。

 

以上、備忘のために書いた。真似する方は、自己責任でやってください。

 

EUとの間の経済協定EPAの発効により、録画時間30分を超えても、関税が高くなることは無くなった。

カメラの機能に差を設けて、ヒエラルキーを維持したいメーカーの思惑は残っていくと思うが、録画時間制限は無くなっていく方向に進ん行くと良いなぁ。